GATE3：シンボル：ドラゴン
GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
第3話「炎龍」
1.ドラゴンについて
『サイン・シンボル大図鑑』から西洋の竜について少し引用してみよう。
『西洋の神話では、竜との戦いは、善と悪の闘争、あるいは人間の卑劣な性質を征服することを象徴し、初期キリスト教徒の信仰を反映する。乙女を竜から救出することは、悪を打ち破って清い力を解放することを表す。宝物を守る竜は、隠された内なる知識を求め、それを手に入れるための奮闘を意味することがある。王や戦士たちとも結びつけられた。』
『神話の力』からも少し引用したい。
『心理学的には、龍は自分を自我に縛りつけているという事実そのものです。私たちは自分の龍という檻に囚われている。精神病医の課題は、その龍を破壊して、あなたがより広い諸関係の場へと出て行くことができるようにすることです。究極的には、龍はあなたの内面にいる。あなたを押さえつけているあなたの自我がそれなんです。』
この解釈で考えるとドラクエ1は「自分の可能性を縛りつける何かを倒すための旅」となる。
「僕が～なんてできるわけがない」だったり、人から「お前が～なんてできるわけないだろ」といったことがドラゴンになる。
つまり自分を苦しめるものに挑むことがドラゴン退治だ。
それは自分を救う旅になるが、救われた自分は他人に力を与えることにもなるので、世界を救うことにもつながる。
また、イギリスのウェールズの旗には赤いドラゴンが描かれている。
