アニメキャプチャー解説

映像作品の面白さが1%上がるブログ

感じるパンツ

 ヘスティアがベルに儀式を行っているが、二人とも主役ではない。ゆえに、視聴者はヘスティアのパンツに集中することができる。


パンツ感じるタイム

f:id:animecap0831:20150604180034j:plain

 この場面は、ヘスティアがベルに儀式を行っているところだ。冒険者・ベルがダンジョンで戦闘したあと、女神・ヘスティアにステータスの更新を行ってもらわないと強くならないらしい。他の冒険者がどのようにステータス更新しているかは不明だが、ベルとヘスティアはマッサージをしているようで、親密な関係であることが察せられる。

 この画面にはベルとヘスティアの二人がいるのだが、どちらもこのカットの主役になれていない。なぜなら、ヘスティアの上半身は切れていて、ベルも顔が見えていないからだ。カメラも二人のどちらかの目を借りていないので、客観的な視点といえる。足の間から向こうに立つ人を映すショットを見かけることは多いが、相手の顔は映すことがほとんどだ。それに今回のショットは、足の間からではなく股間の下からといった方が近い。

 主役がいないことで、視聴者はヘスティアのパンツを感じることに集中できる。カメラを客観に置くことで、わずかな時間だけ視聴者は物語から距離を取り、自分の心に帰ることを許される。この間、画面には映ってはいないが上側に存在するであろうヘスティアのパンツを想像できる。この好意には集中力が必要であり、もしベルがこちらを向いていたりすると目が合って気が散る。要するに、ここは意図して与えられた『パンツ感じるタイム』なのだ。


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
第9話「鍛冶師(ヴェルフ・クロッゾ)」