ミカグラ11:三個目のコップ
ミカグラ学園組曲
第11話「追憶トライアングル」
コップから今後のセイサとの関係を、門からメイドの心理を考察。
1.ジュースと三角関係
2.メイドと門
3.終わり
1.ジュースと三角関係
エルナとオトネ・セイサの三人が三角関係になる場面。
オレンジジュースは三角関係に対応している。
エルナとオトネが仲良くジュースを飲んでいる場面だが、ここで二人は自分のコップを持っている。
つまり、テーブルにあるコップは三人目のために用意されていると考えられる。
ここにはセイサの入部が暗示されているように思えるのだが、この場面の途中でエルナのコップが消失しているのでハッキリしたことは言えない。
2.メイドと門
エルナがセイサに会おうとするがメイドに追い返される場面。
ここはギャグになっているが、メイドは「エルナに来てほしい」と遠まわしに伝えている。
どうせ追い返すことは決まっていたのだから、はじめから門を開ける必要はない。
閉じたまま「お帰りください」と言えば済んだはずだ。
メイドの顔が陰影で二つに分かれている。
ここには二つの心があり、それはメイドとしての自分とセイサを助けたいと思う個人的な自分だ。
セイサに対する忠誠心ゆえにセイサが「エルナと会いたくない」と言えばそれに従わなければならない。
しかし同時にセイサを救えるとしたらそれはエルナしかいないともわかっている。
3.終わり
三角関係はエルナとオトネ・セイサの三人の関係がギクシャクしてしまうことを指しているが、三人が一つのグループになる意味もある。
ラストでセイサがどのように変わるのか注目したい。