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第騎士の英雄譚（キャバルリィ）
第1話「落第騎士 Ⅰ」
音を消して見てみようという試みです。
あらすじ・公式サイト・コメントなどは見ない。
すべて憶測です。
今回は『魂を魔剣に変えて戦う「魔導騎士」。黒鉄一輝はその育成を目的とする破...』まで読んでしまったので、設定が少しわかっている状態。
キャラ紹介を文字で行ってくれるのはありがたい。
音がない層に対する配慮だろう。
『来日』とあるので舞台は日本ということもわかる。
なぜいきなり黒鉄の着替えを見なければならないのかと思ったが、後の展開への耐性をつける効果もあり、伏線でもある。
人名の世界地図 (文春新書)によると、ステラは『ラテン語で星。聖母マリアの肩書きの一つステラ・マリス「海の星」の影響もあるという。』ということだ。
ワケありの回想。
実は主人公には秘められた力があることがわかるが、早朝からトレーニングをしているので努力家でもある。
窓から差す光で時間経過を表現しつつ、ステラに光をあてて魅力的に見せている。
主人公は「これでおあいこだ」などと言って脱いだのだと思うが、ストイックに見えて陽気な性格だとわかる。
学校側が二人一組のペアを作れと言ってきて、最下位の黒鉄だけパートナーが存在せず転入してきたステラとペアを作ることになった、という流れが二段ベッドから察せられる。
円滑に同棲させるには支配者がそういうルールにしてしまうのが手っ取り早い。
黒鉄が右から室内に入り、左側にいる女性と出会うという流れは同じ。
敵として登場する女性とは右側で出会うなど変化があるかもしれない。
ステラ・黒鉄の位置は表札と合わせて左右に配置されている。
そして対立が発生しているのでステラ・黒鉄の背景が異なり、中央にいる校長が二人を仲裁している。
ふつうに視聴していればマンションだとはわかるが、背景に扉があることで場所の説明がされている。
また、ステラ側の背景が空・山などの自然になると視聴者が持つステラへの印象が変わる。
ステラはプライドが高くて見栄っ張りという性格だが、背景を自然にすると穏やかで器が大きいといったキャラになる。
争いの原因はパートナーのことだ。
たまたま空いてる部屋があったからじゃあそこに、というのはプライドの高いステラが許さない。
そこで「もしこのしょうもない男が私に勝ったらペアになってもいいわ」などと言って戦闘につながる。
対立はステラが優位で進むこととなる。
黒鉄がうつむいているので優劣は見たとおりにわかるが、斜線の方向・大小の対比・背景に対するキャラの密度など複数の要素で優劣を表している。
これだけ観客席があるということは試合に娯楽性があるということだが、人がまったくいない。
しかし、今後の試合で会場が満員になっているという展開が期待できる。
黒鉄の不人気は強さから判断できるが、皇女であるステラも不人気なのは謎だ。
皇女の特権が学生たちの気に障ったのだろう。
また、強さが文字でわかるのも嬉しい。
黒鉄の下の名前が『イッキ』ということがわかり、彼が『落第騎士』であることもわかった。
機械に束縛されたステラと、窓の向こうに見える自然がステラの心象を表す。
「なぜ来日してきたのか？」というあたりに絡むが、ステラは何かから逃げたい。
そうなると二人のキーワードが決まる。
黒鉄は強くなり英雄になることであり、ステラは解放されることが目的だ。
窓のデザインが変だなと思ったが、この儀式のためだったようだ。
窓からは光が入り十字架も作りやすいので使いやすいのかもしれない。
ただこの儀式は互いの理解も浅く挨拶程度のものなので、後半で握手しなおす展開がある。
もちろんそれは、対立してステラが遠くに行ってしまうが、黒鉄がステラを助け互いの理解を深めてからの握手で、さらに室内ではなく外・自然の中で行われる。
基本的な流れとして、弱い者は成長し強い者は衰退する。
黒鉄は強くなっていくが、ステラは厳しい状況になる。
黒と赤なので、色にちなんだ敵が登場する。
力を手に入れて青色を取得するか、青色のライバルが出てきて協力関係を結ぶなどといった展開も期待できる。
