オバロド3:小道具:プレゼント
オーバーロード
第3話「カルネ村の戦い」
プレゼントの使い方について
モモンガが兵士に襲われた娘を助けて、傷を治せるアイテムを渡す場面。
しかし人間から見るとモモンガはどう考えても悪魔なので、「飲んだら死ぬのではないか?」と勘違いされる。
二人の間でプレゼントを渡す状況でも、情報の有無によって四パターン発生する。
0が「知らない」、1が「知っている」。
左列が娘、右列がモモンガとする。
パターンは
00
01
10
11
の四つだ。
今回の話では娘はアイテムのことがわからず、モモンガだけが知っているので「01」になる。
そして最後に「モモンガは悪魔顔」という付加情報がある。
付加情報は「プレゼントの価値がわからないときに、何か他のもので判断したりする」ものだ。
実際は付加情報をどう解釈するかの問題もある。
娘は「人間だから悪魔顔を信用できない」となるが、娘が悪魔側ならばモモンガの容姿は好判断の材料になる。
・00パターン
小道具があるが、お互いにその中身を知らない状況。
『赤毛のアン』でいうと、アンがダイアナに誤ってお酒を飲ませてしまう話があるが、アンもダイアナもそれがお酒だとは知らなかったという状況がそれに該当する。
オーバーロードの話にすると、「モモンガは余ってるアイテムからよくわからないが何か良さそうなものを選んで娘に渡した」みたいな展開にできる。
または「モモンガは回復アイテムだと思っていたが、毒薬と替えられていた」という展開もある。
この場合は、モモンガに忠誠を誓っていた部下の中に敵がいることになり、薬を飲んだ娘の死によってそれが発覚する。
・01パターン
今回のオーバーロードの話。
もしモモンガの容姿が好かれる感じになると、娘は「この人はいい人だから、差し出されたこの薬もいい物に違いない」となる。
・10パターン
娘は知っているがモモンガは知らない状況なので、アイテムの持ち主がそのアイテムの価値を知らないことになる。
とある商人が村民の家に泊まることになったが、商人はそこですごいツボを発見する。
当然、ツボの持ち主はその価値を知らないので、商人は村民をだまして安くツボを買おうとする。
みたいな展開にできる。
オーバーロードの話にすると、娘にアイテムの知識を与えることになるので重要キャラに昇格できる。
・11パターン
一番スムーズに展開できる。
モモンガ「どうぞ、回復アイテムです」
娘「まぁうれしい! ありがとうございます!」
となる。
しかし付加情報で「モモンガは怪しい」とあるので、やはり疑われるだろう。
ただこのパターンだと「モモンガの所持アイテムは一般的に知られている」という説明になる。
そうなるとモモンガの持ち物の優位性が失われ、戦闘では少し苦戦することも考えられる。